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東日本大震災・福島原発事故と生きるブログ

3.11東日本大震災に遭い、福島原発事故に直面。大熊町へ戻れる日はいつなのか、避難暮らしを通して地震災害情報、大熊町の情報、避難先の情報、復興への道のりをつづるブログです。

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2011-04-06 (Wed) 09:43

常磐線の電車に乗りたい

東北の沿岸部を襲った津波の影響で、常磐線を始め線路は大きな打撃を受けました。相馬郡新地町の新地駅の被害写真は目を疑うものでした。

車両は横倒しになりバラバラに田んぼに投げ出され、ホームの姿は無い・・・・ここが駅だったのかということさえもわからないほど。
http://www.jiji.com/jc/d4?p=tet003&d=d4_quake
http://www.jiji.com/jc/d4?d=d4_quake&p=tet003-00000012

常磐線は海沿いを走る。東京方面から下ってくるといわき市を抜け、トンネルをくぐり広野駅、木戸駅、竜田駅を通る。
木戸駅は西田敏行が「釣りバカ日誌」で降り立った無人駅だ。
富岡駅を抜けると線路は国道6号線の上を横切り山側へと向かう。次に見えるのはつつじで有名な無人駅夜ノ森駅だ。つつじが咲く季節になると、特急スーパーひたちは徐行運転をする。つつじをゆっくり堪能してもらうためだ。

夜ノ森と言えば「桜」がとっても有名。桜のトンネルは本当に圧巻で、昼間に見てもライトアップされた夜に見ても本当に感動する。毎年必ず夜桜を見にでかけたものだ。

夜ノ森を抜けるとわが町、大野駅。大熊町なんだけど駅名は「大野」。熊町村と大野村が合併して大熊町になったため、大野にある駅は大野駅なのだ。(話はそれるがやはり大野にあった郵便局は「大野郵便局」だったが、いつの間にか「大熊郵便局」に改名していた。駅もそのうち大熊駅になるのかな?)

私が学生のころ、大野駅は木造の小さな駅だった。入り口は西側にしかなく、熊町側から電車に乗る場合は踏み切りをわたらなければならず、時間がかかった。しかし高校生になると駅の建て替え工事が行われ、東口ができ、立派な橋上駅舎になった。必ず階段を上がる必要があるためエレベーターも設置された。

大野駅は海から離れているため津波の影響はなかったが、沿岸部の駅は軒並み打撃を受けた。富岡駅はなくなったと聞いている。駅前にあった飲食店やホテルはどうなったのだろうか。圓のママは元気だろうか?

駅や線路がなくなるという想像を絶する被害。常磐線の復興はいつごろになるのだろう。
大熊町へ戻れる日が来ても、常磐線が復旧するにはどれくらいの年月がかかるのだろうか。電車には乗れない町になってしまうのだろうか。とっても悲しい。
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最終更新日 : -0001-11-30

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